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考資料

粉末茶の特徴と使用目安

粉末茶は、粒度を細かくするほど色が薄くなるとともに、風味も落ちる特徴があります。また、細かくするほど水またはお湯に混ざりやすくなり、粗いほど沈殿しやすくなりますが、細かすぎると「ダマ」ができやすくなります。粉末加工時間は、粒度が粗いほど短く、細かいほど長くなります。
加工後の粉末茶の色は、原料となる茶葉の色が影響します。
粉末茶は、粒度によってその特徴や使用用途が異なります。下記の表を参考にして、加工する粉末茶の粒度をご指定ください。

粉末茶の粒度と使用目安

粒 度 特 徴 加工時間の目安 使用用途
10㍈以下 かなり細かいため、色・風味とも非常に薄くなる。
加工には時間がかかる。
50h以上 医療・化粧品関係など
10㍈~20㍈ 抹茶程度。煎茶で加工した場合は、色・風味とも薄くなる。
「ダマ」ができやすい。
35~45h 抹茶など
20㍈~40㍈ やや細かめの粉末茶。条件によっては「ダマ」ができやすい。 25~30h 飲茶・食材など
40㍈~60㍈ 当社の標準加工の粉末茶。
抹茶に比べてやや粗いが、一般的に幅広く使用できる粉末茶。
18~20h 飲茶・食材など
60㍈~80㍈ やや粗めの粉末茶。色・風味はやや濃くなる。
条件によっては沈殿しやすい。舌触りが悪くなる場合もある。
14~16h 飲茶・食材など
80㍈~100㍈ かなり粗めの粉末茶。色・風味は濃くなる。
粉末は沈殿しやすい。歩留まりは悪くなる。
10~12h お茶の風味を
際立たせる食材など
100㍈以上 粉末茶としては使用しにくい。歩留まりは非常に悪くなる。
切断式の機械で加工する方が良い。
8h以下 ティーバッグなど
※上記の表は当社基準(機械型式表示の7割程度の投入量)の参考例です。
初めて粉末加工をご利用いただく方には、テスト加工(1kgより可)をお勧めします。

粉末加工の受注について

1.受注可能な原料

緑茶・ほうじ茶・ウーロン茶・紅茶・玄米茶は受注致します。
水分が多いと加工しにくく残留物も多くなるので、再乾燥や火入れをお願いする場合がございます。(含有水分5%以下が理想的です。)
※香りの強い紅茶については受注できない場合がございます。
※粒度・特殊な加工や包装などの質問があった場合は弊社までご連絡ください。

2.受注不可能な原料

① アレルギー物質
卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かにを含んだ原料は、7大アレルギー物質となっていますので受注できません。また、あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・バナナ・ごま・カシューナッツを含んだ20品目の原料もアレルギー物質とされていますので受注できません。
② 香の強い原料
香草・ハーブ・アールグレイ品種の紅茶・かんきつ類など香りの強い原料は、主力加工品である緑茶に臭いがつきやすいので受注できません。
③ 雑菌付着のおそれがある原料
天日干し・自然乾燥された原料・野草などは、機械に雑菌が付着する可能性がありますので受注できません。
④ 含有水分の多い原料
緑茶の出物(ミノムシ)・天日干し品・自然乾燥品など含有水分の多い原料は粉末加工が困難であるため受注できません。
⑤ 食品でない原料
当工場は食品工場として登録していますので、卵の殻・石(岩塩・石灰石など)・木材(木炭・竹炭など)などの食品以外の原料は受注できません。
  主な品目 備 考
受注可能な原料 緑茶・ほうじ茶・ウーロン茶・紅茶・玄米茶
要注意原料 アールグレイ品種の紅茶
有機JAS関係の原料
受注不可能な原料 卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに 7大アレルギー物質
あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・
鮭・鯖・大豆・鶏肉・豚肉・松茸・バナナ・林檎・ゼラチン・桃・やまいも・
ごま・カシューナッツ
その他アレルギー物質
香草・ハーブ・かんきつ類 香りの強い原料
天日干し・自然乾燥した野草 雑菌付着のおそれ
緑茶の出物(ミノムシ)・天日干し品・自然乾燥品 含有水分過多
卵の殻・岩塩・石灰石・木炭・竹炭 食品以外
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